「1850mm幅」機械式駐車場で人気SUVが入らない?
新築マンションを考えるとき、快適な住まいだけでなく、「愛車が駐車場に入るのか?」という問題が意外に重要です。特に、機械式(立体)駐車場の幅が1850mmまでと決まっている物件では、人気SUVが入らない事態も多数発生中。今回は、実際に駐車不可となる可能性の高いSUV車種と対応策を、分かりやすく解説します。
1. 幅1850mm制限とは何?
一般的な機械式駐車場では、次のようにサイズ制限されていることが多いです。
- 車幅:最大1,850?mm
- 車高:最大1,550?mm
- 全長:約5,050?mm
制限を超えると、車検証上はOKでも実際には入らないケースや、パレットや支柱に擦れるリスクがあります。
2. 人気SUVで「1850mm超え」の代表例
以下は、全幅が1850mm超えで、機械式駐車場ではほぼNGとされる車種です 。
車種名 | 全幅 (mm) |
---|---|
トヨタ ハリアー | 1,855 |
トヨタ RAV4 | 1,855–1,865 |
レクサス NX | 1,865 |
トヨタ クラウン スポーツ | 1,880 |
スバル ソルテラ | 1,860 |
スバル レガシィ アウトバック | 1,875 |
三菱 アウトランダーPHEV | 1,860 |
トヨタ bZ4X | 1,860 |
輸入SUV(BMW 5シリーズ, メルセデスEクラス など) | 1,860–1,900 以上 |
特にハリアー、RAV4、NXは多くのマンションによっては明確に入庫不可とされています 。
3. 幅1850mm以内でも「実は入らない」落とし穴
全幅が1850mm以内でも、次のような理由で駐車できないことがあります。
- パレット内寸がギリギリで干渉する
- ミラーやワイパー部分が支柱に当たる
- 管理規約で申請が通らず契約NGケースもある
実際、1850規制内なのに入らず、現場でNGになる例が多数あります 。
4. 試乗車テストの重要性
多くの先輩車オーナーからは、
「1850mm車で入らなかった」
「NXが1850規格で無理だった」
などの声も報告されています 。そのため、契約前にモデルルームや実車で試入庫することが最も確実な確認方法です。
5. 1850mm以下で入るSUVは?
幅1850mm以下で機械式OKとされるSUVは以下の車種です 。
- レクサス UX(全幅1,840?mm)
- トヨタ C?HR(1,795?mm)
- スバル XV(1,800?mm)
- マツダ CX?30(1,795?mm)
- メルセデス GLA(1,805?mm・初代)
- ミニ クロスオーバー(1,790?mm)
- DS4(1,830?mm)
- レクサス LBX(1,825?mm)
これらは全幅だけでなく全高1,550mm以下のモデルが多く、都市型機械式向きです。
6. 1850mm制限とミドルSUVの現状
ミドルクラスSUVの平均全幅は1,850?mm前後であり、今や大多数のSUVがこのラインを超えがちです 。その中でもRAV4・ハリアー・CX-60・レクサスNXなどが代表的にNG車種となっています。
7. 対策と選び方ガイド
車を優先したい場合
- CX?30やUXのように1850mm以下のSUVを選ぶ
- どうしても幅超えSUVがいい場合は、平置き駐車場付き物件を選ぶ
住まいを優先したい場合
- 機械式対応の1850mm以下SUVを選ぶ
- モデルルームでの実車入庫テストを必ず、契約前に確認
契約時に気をつけたいこと
- 管理規約や使用条件の細かい確認を必ず
- 入庫可否を書面やメールで明文化してもらうのがおすすめ
8. まとめ:SUVと住まい、後悔しない選び方
- 1850mm超えSUVは機械式駐車場NG率が高い
- 1850mm以内SUVでも要試入庫
試入庫と規約確認をしっかり行えば、安全に理想の住まいと車を選べます
特にハリアー、RAV4、NXなど人気SUVに乗っている、または乗りたいと考えている方は、機械式駐車場の確認を最優先にしてください。候補物件との実車マッチングを終えるまでは、契約に進まないのが安全策です。この記事を参考に、安心・理想的な住まいとカーライフを手にしてください。